Polymath Network
始めに
Polymathが提供するエコシステムとPolymathがリードするERC1400規格と両方書こうとすると内容が膨大になるので、規格はERC1400&1411でまとめることにします。 まとめ
POLYトークンを利用した参加者同士のエコシステムを構築している
各プレイヤーがPOLYトークンを媒介にいくつかの市場を形成
POLYトークンが証券性認定された場合、このエコシステムが崩壊する危険性を持っている
参加パス足るトークンがaccreditedしか購入できなくなったら、参加できるプレイヤーが限られる
Delegateの方法、結果返答の部分に甘さがあり、legal delegateの判断に拠っている部分が大きい
プロトコル化が進む中でDeveloperの価値が生み出せるのか疑問
大体テンプレ化してきて高いバリューを出せなくなるのでは??
内容
Polymathのネットワークは複数のプレイヤーがそれぞれの段階において関与してくる。それぞれの説明が以下の画像のどの部分の説明をしているのか、を理解していくことが大切
https://gyazo.com/f3ed046eee784d044f8a17e8a4ac0f58 小さいので拡大してください
主要要素:
Poly Tokens: Polymathエコシステム内での流通通貨
Polymath Chaincode: 各プレイヤー間を媒介するスマートコントラクト
Polymath.JS:chaincodeとcryptoとを媒介
Polymath内の市場:詳細は以下の「実際のプロセス」を参照
KYC Provider Marketplace:投資家とKYCとをマッチさせる市場
投資家はコストをPolyトークンで支払い
Legal Delegate Marketplace: 発行体と法律家とをマッチさせる市場
法律家がコストを提示
発行体が価格と過去実績とを参照して入札
Developer Marketplace: 発行体とエンジニアとをマッチさせる市場
スマートコントラクト作成のための費用をエンジニアは提示
発行体は価格と過去実績とを参照して入札
実際のプロセス
1:投資家参加
投資家は国籍条件や費用、実績でソートをかけてKYCベンダーを選択
選択後、費用分のPolyトークンはKYC完了まで保管される
Polymath.jsを通じてKYCチェックをベンダーは行う
Polymath.jsが匿名化を行う
要望があった場合KYCベンダーはaccredited認定も行う
Polymath.jsを通じて結果をハッシュ化してコントラクトに送信
写真2
2:発行体によるトークン発行
発行体はfunction createNewSecurityTokenを通じて希望トークン情報をpolymathネットワークへ通知
トークン機能:ペッグされている資産、等
希望出資額
会社情報
Legal delegateによる認証が完了するまでコントラクト内に保管
Legal Delegateは対応できるサポート内容と価格とを発行体へ提示
対応国籍
対応トークン種類
発行体は値段と過去実績とを見て適切なDelegateを選択
発行証券の審査終了後、投資家制限の方法をアドバイス
完了後発行体はDelegateへPolyを支払う
発行が完了するまでスマートコントラクト上でロックされる
注)各トークンとも共通プロトコルのコントラクトなのでKYC情報なども共有可
写真3
3:投資家によるトークン購入
KYCを通じて認証されたhash値をを発行体へ投げる
国籍
accredited情報
発行体はすべての条件が満たされていると判断した後、契約を締結
hash値を投げた時点で投資契約を認めたことを意味する
契約書はpolymath.jsを通じて変更が不可になっている
写真4
4:STOコントラクト作成ストーリー
エンジニアは発行体へ受託料と可能なコントラクトとを提示
過去実績等から適切なエンジニアを選択
function setSTOを呼んでトークン発行を実行
写真5
5:KYCプロバイダーがPolymath Network参加するまで
Polymath Platformに参加料をPolyで支払い
写真6
6:Legal DelegateがPolymath Networkに参加するまで
Polymath Platformに参加料をPolyで支払い
写真7
POLYトークン
10億トークンが最初に発行されたのちは再発行されない
それぞれのプレイヤーに参加のインセンティブを与える
Issuer:Legal Delegate, Developerへの支払い
Developers:スマートコントラクト作成費用をIssuerから獲得
KYC Providers:
コミュニティ参加時にPOLYトークンを払う
KYCベンダーの質保証のため
投資家からバリデーションの度に報酬を受け取る
Investors: KYCベンダーへの認証費用の支払い
Legal Delegates:発行体からの報酬獲得
Source